化粧品容器の豆知識
化粧品容器には、化粧品の品質を保ったり、デザイン性を高めて購買意欲を刺激したりといった役割があります。私たちの生活に欠かせないものですが、化粧品容器について詳しく知っている人はあまりいないかもしれません。
そこでこの記事では、化粧品容器に関係する豆知識についてご紹介します。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
化粧品容器の役割
化粧品容器の一番の役割は、化粧品の品質を保つことです。さまざまな外的要因によって劣化したり傷ついたりしないよう、中身を守ります。
内容物の品質を低下させてしまう外的要因の例としては、「酸素」。化粧品の成分の中には、空気中の酸素に反応して酸化してしまうものもあります。酸化すると本来の効果が発揮できなかったり、雑菌が繁殖したりするため、酸素から中身を守ることが大切なのです。
化粧品容器の中でも、エアレス容器は内容物が空気に触れない構造になっているので酸化しにくく、雑菌などによる汚染も防ぐことができます。使い終わるまで中身の品質を一定に保てることから、安心して使用できます。
また、購買意欲を引き立てるというのも化粧品容器の重要な役割です。デザイン性の高い容器の化粧品はつい手に取ってみたくなるため、マーケティングを考える上で欠かせません。
高価な化粧品を求める方に向けて上品なデザインにしたり、自然派の方に向けてナチュラルなデザインにしたりなど、ターゲットに合わせた適切な化粧品容器を選択することが求められます。
化粧品容器の選び方
ひとくちに化粧品容器といっても、ボトルやチューブ、スプレーなど、種類はさまざまです。どのようなタイプの容器にするべきか、その選び方についてご紹介します。
内容物に合わせて選ぶ
まずは、内容物に適した容器を選ぶことが大切です。同じ化粧品というカテゴリでも、中身によって使うタイミングや粘度、適切な量などが異なるからです。
例えば、ネイルなら塗布するための筆がキャップについた容器である必要がありますし、酸化しやすい成分が入っている化粧品なら空気との接触を最⼩限にしたエアレス容器が適しています。
中身の化粧品を使う場面をイメージしながら、最適な容器を選びましょう。
デザイン性で選ぶ
化粧品を手に取ってもらうには、容器のデザイン性が重要です。自社のイメージやターゲット、コンセプトに適したデザインの容器を選びましょう。
特に最近ではSNSが発達しているため、優れた見た目の化粧品なら拡散される可能性があります。宣伝効果による売上アップが期待できるので、写真映えを意識するのもポイントです。
コストで選ぶ
デザイン性に優れた高価な化粧品容器は魅力がありますが、それだけコストも高くなる傾向にあります。容器代ばかりかさんでしまうと、生産を続けることが難しくなってしまうかもしれません。
販売する化粧品に見合ったコストの容器を選択しましょう。
スプレー・ポンプ容器の機能性
化粧水やヘアオイル、メイクキープスプレーなど、幅広い化粧品の容器としてよく用いられるのが、スプレー・ポンプ容器です。決まった量を簡単に出せる点がメリットです。
もし化粧水がペットボトル容器に入っていたら、使いやすさはどうでしょうか?手の平に出す量が調整しにくく、メーカーが推奨するような適量を出せないでしょう。毎回キャップを開け閉めするのも手間です。
一方スプレー・ポンプ容器は、レバーを引いたり、ポンプを押したりすることで一定量の内容物を出すことができます。しかも片手でさっと取り出せるので、簡単かつ効果的に使えるという機能性を持っています。
このようにスプレー・ポンプ容器は、使いやすく便利な化粧品容器なのです。
商品例:「SUN DISPENSING(海外製自社在庫ディスペンサー)」24φネジ対応UMT-24-II・UMT-24-II-LL・UT-300 シリーズ、24φネジ対応 LP-24ST-LE シリーズ等
さまざまな用途に利用できるスプレー・ポンプ容器です。
https:// www.uni-plas.jp/products/24φネジ対応-umt-24-ii・umt-24-ii-ll・ut-300-シリーズ/
ジャー容器について
ジャー容器は、クリーム化粧品などでよく用いられる容器です。外側は透明で、内側は別容器が組み込まれているという仕組みが多いです。外側を透明にすることで、高級感がアップします。またアクリル製品が多い点や、スパチュラが付属されることも多い点が特徴です。
高級感のあるデザインに仕上がるのはもちろん、口が広く内容物を取り出し易いのがジャー容器の魅力といえるでしょう。
商品例:「CRYSTALPLAS(海外製クリームジャー)」クリームジャーKOシリーズ、JAシリーズ等
シンプルな丸型クリームジャーです。
https:// www.uni-plas.jp/products/クリームジャー-ko-シリーズ/
【まとめ】化粧品容器について知り適切なタイプを選ぼう
化粧品容器の豆知識についてお伝えしました。化粧品容器は内容物の品質を保ち、購買意欲を引き立てるという役割があります。
その効果を十分に発揮するためにも化粧品容器について知り、中身やターゲットに合わせた適切なタイプを選びましょう。
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